(我が家の『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』)NHK Eテレの『100分de名著』、4月の放送は村上春樹さんの長編小説、『ねじまき鳥クロニクル』です。すでに、第一回、二回放送が終了してしまいましたが、個人的には外せない村上春樹作品。遅ればせながらブログに記していき…
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“こころ”の個人的体験という事実
今日も、1/31以降の記事の内容に続きます。ボーム博士が量子もつれを説明するために定義した “宇宙全体からの力”。それは、「まだ発見されていない新しい力」であることを前提としていたそうです。『量子もつれ アインシュタイン 最後の謎』私はそれを、種々の宗教がいう…
ファンタジーの境界
1/31の記事からの続きです。今回も『量子もつれ アインシュタイン 最後の謎』の番組を軸に書き進めます。前回記事の末尾に記した「ホログラム宇宙論」。その概略は以下のとおりです。この宇宙は果てにある「表面」が実体であり、中にあるのはその表面から投影されたホログ…
玉座を明け渡す
前回記事で「放送を楽しみに待ちます」と書いたにもかかわらず、リアルタイムでは視聴できなかった『100分de名著 精神現象学』。先日やっと録画を観ました。既に再放送も終わってはしまいましたが、第一回放送に係る内容で私が強く関心を持った部分について、今日は書いてい…
「内なる世界の〈無〉の場所」
NHK 100分 de 名著 新約聖書 福音書 2023年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)NHK出版2023-03-25前回記事「聖書の記述をもこころの発言とみなす」の続きを、と考えていたのですが、『100分de名著 新約聖書 福音書』第三回の放送を観て思ったことがありましたので(こ…
「聖書の記述をもこころの発言とみなす」
なんと、二年もブログ更新を放置していました。そもそも、それまでも年に数回しか書いていなかったわけですが、ここまでほったらかし状態になっていたのには、色々と理由があります。そのうちのひとつを挙げると、ある時から考えていた「ブログの引っ越し」。…
『海獣の子供』
【「海獣の子供」公式サイトより】久方ぶりの記事ですが、実は今、思い立って直観的に書き始めています。実は大分前からブログの新しい箱作りを検討していて、その実行の目途が立つまでは中身にも着手できないと考えていました。遅々として箱作りが進まない中、結局記事更新…
「ただ一つのもの una res 」
Cartesian Theater illustration published in a book!/Jen Garcia 前回記事の最後で、敢えて自分への課題として書いた一文も、案の定・・・果たせないまま年を越し、(やはり無謀だったと反省)早く本題に取り掛かりたいと思いながら日々を過ごしてきましたが、そ…
「意識とは何か、どこから来て、どこへ行くのか」
D'ou venons-nous ? Que sommes-nous ? Ou allons-nous ?先日、とても興味を掻き立てられる番組を見つけました。 即、録画予約をして、まとまった時間がとれたときにじっくりと視聴したその番組は、予想を超える、ドキドキワクワクものの内容でした。 それは、い…
奇人変人ノススメ
水木サンの迷言366日 (幻冬舎文庫) [文庫] 昭和から平成にかけての時代をつぶさに見、風刺してきた、こんな人生、送ろうと思ったってなかなか送れない。 その結果水木さんが得たのが「人生における…