前回記事で「放送を楽しみに待ちます」と書いたにもかかわらず、リアルタイムでは視聴できなかった『100分de名著 精神現象学』。先日やっと録画を観ました。既に再放送も終わってはしまいましたが、第一回放送に係る内容で私が強く関心を持った部分について、今日は書いてい…
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「生と死のパラドックス」
100万回生きたねこ (講談社の創作絵本) [単行本]かなり時間が経過してしまったのですが、数か月前に子どもの授業参観に出席したときのこと。それは道徳の授業だったのですが、教材として取り上げられていたのが、今日の記事のトップ画像に据えた『100万回生きたねこ』という…
奇人変人ノススメ
水木サンの迷言366日 (幻冬舎文庫) [文庫] 昭和から平成にかけての時代をつぶさに見、風刺してきた、こんな人生、送ろうと思ったってなかなか送れない。 その結果水木さんが得たのが「人生における…
心の有り様
もう10月・・・。中秋の名月も過ぎてしまい、日に日に秋の深まりを感じます。今年の夏休みも、なかなか「静かに腰を据えて」とはなりませんでした。ずっと、この場で書きたいことは色々と頭に浮かびつつも、結局は手つかず状態。 でも、今はそれで良し、と思うことにして…
無為を為す(夏目漱石の老子論)
Clouds./theaucitron 渦中では長く、過ぎれば短い、ツインズの夏休みが終わって、あっという間に9月も半ば。子供たちと、いつもより密着して過ごす40日の間、楽しくもありイライラもあり(笑)、そして、ココの記事の更新も…
他人本位ではなく自己本位
今日は、「夏目漱石の自己本位」の話に触れてみたいと思います。夏目漱石は、その生涯の中で、幾度か「神経衰弱」に陥っています。一説には、「5年の周期で悪化と回復を繰り返していた」とも言われています。私はこの世に生まれた以上何かしなければならん、といって何をして…