103/ 夏天来了今年、年明け早々に巷で話題となった小室哲哉さんの引退発表。発表の契機となったここ最近の時世に辟易する思いとは別に、「僕1人の言動で社会が動くとは思っていませんが、こういったことを発信することで、何かが響けばいいなと思っています」と小室さんが…
カテゴリ: 私の思い
奇人変人ノススメ
水木サンの迷言366日 (幻冬舎文庫) [文庫] 昭和から平成にかけての時代をつぶさに見、風刺してきた、こんな人生、送ろうと思ったってなかなか送れない。 その結果水木さんが得たのが「人生における…
鈴木大拙
またしても前回記事から数か月が経ってしまい、「ぜひ、また続きを書きたいな」との思いにずっと変わりはなかったのですが、今日は、以前書いた記事に疑義が生じてしまったので、備忘録の意味でしたためます。ここ数年、読みたい本があとからあとから出てくるので、私の読書…
自然な流れに委ねる
アリとキリギリス~ドレの寓話集~ [単行本]前回のブログ記事を書いたのが2月なので、もうすっかり季節も変わってしまいました。この3カ月の間で、「書きたい」と思っていたテーマも私の中でドンドン変転していまい、その流れで、自然と今日の記事になりました。昔の私なら、そ…
心理療法家の姿勢
ユング自伝―思い出・夢・思想 (2)まず、前回の記事について、言葉足らずの点がありました。ユングの自伝の言葉を紹介しましたが、以下のとても重要な部分が抜け落ちていました。「私は 患者たちを除いて 人々に対して辛抱強くはなかった。」ザビーナとユングの出会いは、…
辛いと幸せ
星野富弘詩画集カレンダー2012年版先日、とても胸に響く素敵な一文を見つけました。「辛いという字がある。もう少しで、幸せになれそうな字である。 (星野富弘)」この言葉を見つけたとき、「わー、本当だ」と、正直感動しました。どちらも、今まで生きてきた中で、いろん…
『蓮と鶏』
Lotus / Nelumbo / 蓮(ハス) / TANAKA Juuyoh (田中十洋) 泥のなかから 蓮が咲く。 それをするのは 蓮じゃない。卵のなかから 鶏が出る。 それをするのは 鶏じゃない。それに私は 気がついた。 それも私の せいじゃない…
ユングと西田幾多郎
善の研究 (岩波文庫) クチコミを見る日本を代表する哲学者である“西田幾多郎”の主著、『善の研究』この作品に出会った経緯には、実は自分でも“面白いなー”といういきさつがあるのですが、それを書き始めると、とても私的な部分に触れることになってしまうので…
病気になって良かったこと
sunbeam./Matthew Hine 先日、4月1日発刊の雑誌に掲載された、俳優の萩原流行さんとの対談の中で、記事では紹介されなかったお話について、今日は取り上げたいと思います。流行さんとの対談では、本当に共感できるお話を色々とお…
人が言葉を失うとき
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この度の大震災の様々な状況が、メディアを通じて伝わってくる中で、色々と思うことがありました。そして、被災者の方が味わった、地震・津波に襲われた当時のパニックとも言えるその場面がどんなものであったか、想像すると息が詰まるような思いがしました。私は昔、母がま…