心とこころを響かせて

自己を知るワークを続けているカウンセラーが、ユング心理学などをベースに、自分の考えや思いを書き綴っています。

カテゴリ: ユング心理学

前回に引き続き、今日も、私が過去に見たある夢をご紹介したいと思います。『 (前略)私は、大きな円筒形の建物の中に来ていた。そこの壁は、一面がガラス張りで、外は360度広大な海が広がっている。そして、その建物内の底は、低い水位の海水に浸かった海底の土で、外…
>>続きを読む

私が、ユング派の教育分析(夢分析)を受け始めて、もう数年が経ちますが、後から、以前の夢日誌を読み返してみると、「なるほどー」と思うことが度々あります。夢を見た当時には、その意味することがよく掴み取れていなかったものでも、時間が経過し、現実に“外側”(そし…
>>続きを読む

sun crossユングが打ち立てた理論である、「タイプ論」は有名です。人間には異なる二つの一般的態度があるとして分類したのが、「内向」と「外向」。そして、各個人がそれぞれ最も得意とする心理機能をもっているとして区別したのが、「こころの4機能」です。この“こころの…
>>続きを読む

前回の記事で“感情の抑圧”について書きましたが、実は、私自身が過去に、かなり自分の気持ちを抑え込んでいる時期がありました。もう何年も前のことで、今では、「よく我慢できていたな。今の私には、それだけの忍耐力はないな。」などと、笑って振り返られるのですが、当…
>>続きを読む

今日は、「夏目漱石の自己本位」の話に触れてみたいと思います。夏目漱石は、その生涯の中で、幾度か「神経衰弱」に陥っています。一説には、「5年の周期で悪化と回復を繰り返していた」とも言われています。私はこの世に生まれた以上何かしなければならん、といって何をして…
>>続きを読む

ユング心理学の概念のひとつに、「コンステレーション(布置)」と呼ばれているものがあります。これは、「一つ一つの事柄や状況が、それだけでは何の関係も意味もなしていないようであっても、あるとき、それらが一つのまとまりとして、全体的な意味を示してくる、それに気…
>>続きを読む

Big Tree / vitroid 今日、webでおもしろいニュースを見つけました。                           ↓ これって偶然?テレサ・テンとエルビス・プレスリーの生死に奇妙な数字の一致―台湾メディア - 速報:@niftyニュース. (※この記事はすでに削…
>>続きを読む

本当の正義というものは、決して恰好のいいものでは無いし、そしてそのために必ず 自分自身も深く傷付くものです。                      『やなせたかし  アンパンマンの原作者』 やなさたかしさんが、どのような意図でこの言葉を言われたかは知…
>>続きを読む

以前の記事(『自分を知る』ことの難しさ)で、無意識が我々に“秘かに”及ぼしている作用について少し触れましたが、今日は、「意識と無意識」について、少し詳しく取り上げてみようと思います。 カール・グスタフ・ユングによると、人間のこころの中心には、「自己(ゼル…
>>続きを読む

“夢と映画がシンクロした” あなたはこの話を読んでどう思われたでしょうか? 「たまたまだろう!」 「記憶違いでは?」 「そういうことって不思議だけどあるだろうなー」 色んな捉え方があるでしょうが、でもこの出来事は、「たまたま」でも「記憶違い」でもないん…
>>続きを読む