私は夢分析を「生きる上での指針」としています。

分析を受けることで、現在の自分の「本当の」状況を知る手がかりをつかもうとしています。

私の意識は何に気づいていないのか(足りないのか)、自分は本来はどうすべきなのかを探っています。

また夢は、まだ知らない自分の未来についても、“暗号”を送ってくれているので、それを解読する作業もしています。


そしてこの本当の意味での「自分自身を知る」という作業は、佳代さんのようなプロの分析家がいなければ進むものではありません。

自分のことを、自分ひとりだけで理解するのは大変難しいといえます。
・・・というより、それは不可能でしょう。

いくら冷静に客観的に自分について考えようとしても、そこには当然感情が伴ってきますし、見えざる無意識的な抵抗などが作用するので、真に自分のこころ(無意識)が何を訴えているかを受け取るには、思考するだけでは無理です。

自分が気づいていない領域の無意識にあるものを受け取るには、何度も言うように「夢」に焦点をあてることがとても有効ですが、その夢から発せられる暗号を解読するには、やはり熟達した分析家が必要なのです。

そして、いくら経験を積んだ分析家でも、万人に素晴らしい分析が出来るとは限らず、クライエントと分析家の「相性」も大切になってきます。


日本では、河合隼雄先生がユング派分析家の資格を初めて取得されたという経緯もあってか、ユング心理学が(心理学の世界では)一定の権威として認められている風潮があります。

特に近年では、多くの心理学者や精神学者が、ユングの残した論文に理解を示してきているそうです。


私が産業カウンセラーの養成講座を受けていた時、ある心理学の大学教授が講義の中で夢分析について少し話されました。

ご自身も夢分析を受けていて、他県から京都の分析家のところまで定期的に通っているとのことでした。

私自身はこのとき、まだ分析を受けてはいなかったのですが、ユング心理学には興味があったのでどんな話が聞けるのかと内心わくわくしていていました。

でも実際には、分析の内容について「さらっ」と触れただけで、しかも少し照れながら遠慮がちに早口で“流した”という感じでした。

私は期待しただけに肩透かしをくらったような残念な思いをしたのですが、同時に、夢分析云々と言われても、あまり興味を持たない方のほうが多いようであることも分かりました。(中には怪しい雰囲気すら感じていた方もいるようでした)

だから先生もその辺を、たぶんそれまでの経験からも分かっておられて、「夢分析」について多くを語らなかったのではないのかと、私は後から思いました。


ユング心理学はオカルト的な要素と切り離せないので、受け入れる人が増えてきているとはいえ、まだまだ一般的に広く認知されるには至っていないようです。

でもそもそも、こころの世界は「見えない」のですから、目に見えるものだけを信じようとする科学的な視点だけで理解しようとする分野ではないと思います。


「経験」に知識が付随して、初めて理解できる世界なのだと思います。


私は自分の夢に焦点を当てることで、こころの世界と接点を持ち、色々と面白い現象も経験できて、「こういうことなのかー」ということが実感として分かってきている気がします。


そのへんの「経験談」は今後少しずつご紹介していきます。

(過去の記事にも「またいつか・・・」が多すぎますね(>_<)
ゆっくりですが、一つずつ整理していくつもりです


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