少し前に、私は思い切って“止めた”ことがあります。

この決断を自分で下すまでには、数日間どうしようかと色々考えました。


私が止めた「それ」は、条件さえ整っていれば、出来れば続けたいことでした。

でも、

・その条件が満たされなくなった。

・「それ」よりもっと自分にとって大切なことがある。

・「それ」に時間やお金を使ってしまったら、もっと大切なことに集中できなくなる。

これらの理由で、私は「それ」をやはり今は手放すべきと、自分で“断ち切った”のです。


元来、私は好奇心が旺盛、あれもこれもと手を出したくなるタチで、

自分の興味のあることに関しては、「手放す」ことが苦手でした。


しかも、それが「相手」のあることだったらなおさらでした。

「“断ったら”申し訳ないかな」

「ある程度お付き合いもしなければ・・・」

このように、自分の本当の気持ちをじっくり考えることなく、

相手との仲をより良く保とうと、ズルズルと続けてしまっている事もありました。



実は、今回止めた「それ」も、私一人の都合だけでは済まない、

私以外の他人に影響を与えることでした。


昔の私なら、“相手への遠慮”もあって、

今回のようにすぐには手放すことができなかったかもしれません。


自分の本意を切り出した時の相手の反応を心配したり、

見栄や体裁を気にして、本当の思いを脇に押しやっていたかもしれません。


でも、今回は数日迷っただけで、すぐに止める決断をして、

そして、そう決めたら“行動”も迅速でした。




私たちに与えられた時間は、みんな平等 1日24時間です。


その限られた時間の中で、自分が一番したいこと、しなければならないことを明確にし、

それ以外のものは削っていく作業も大切だと思います。


惰性で、不要なものに、時間とエネルギーを注ぐほど「もったいない」ことはありません。


時間は刻々と過ぎていき、私たちに与えられた人生の限られた時は、

どんどん削られていっているのですから・・・。



あなたは今、手放せていないことがありますか?

それは、あなたにとって本当に必要なものですか?


忙しい中でも、あえてじっくりと自分の心に向き合う時間を作り、

何が自分にとって必要なのかを見極めることに取り組んでみること。

自分の「ヴィジョン」を明確にすること。


現状を棚卸しして、目指すべき目標に向けて「不要なものを取り除いていく」ことは、

コーチングやカウンセリング、キャリアコンサルティンでよく扱う重要なテーマでもあります。



今日は最後にイチロー選手の言葉を。

「大事なのは自分以外のことで、自分のペースを乱されないこと」

自分のペース、きちんとつかめていますか?


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昨夜は、佳代先生(ユング派分析家)との教育分析のセッションがありました。

そしてその後、眠りについて見た夢には、早速“セッションの効果”が表れていました。


無意識に直接手を出して、その内容を変えることは不可能ですが、

無意識に目を向けることで意識を変化させることにより、

間接的に無意識の内容を変えていくことはできます。


私がセッションで得た「意識の気づき」が、呼応するかのごとく、

夢(無意識)の内容に表れてくる。

意識の変化が、きちんと無意識にも届いているのだなと実感できるわけです。


ちなみに、今日の記事で書いたように、私が“変われた”大きな要因は、

自身の「こころのワーク」にずっと取り組み続けているおかげです。


「流される生き方」から脱するためには、覚悟を持って自分に向き合うこと。

とても大切なことだと思います。 



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