
先日、自身のコーチングセッション中に、マイコーチから、
「少し言ってもいいですか?もしかしたら、耳に痛いことかもしれませんが・・・」
と切り出されました。
その言葉に、当の私はというと、
マイコーチが、気を配ってこのように前置きしてくださった優しさを感じつつ、
でも真剣に、
「ぜひぜひ!耳に痛いこと、私大好きです!」
と答えました(笑)
私は、自分にとって「耳に痛いこと」を伝えてもらえるのは、本当に貴重なことだと思っています。
なぜって、耳に痛いことほど、自分にとって大きな気づきになるものはないからです。
自分が無意識に考えたくないと思っていることや、思わず取っている(滑稽な)行動などについて、
よく見えているのは、本人よりもその人を囲む周りの方たちです。
本人はそれに気づいていないけど、周りはよく知っている。
こういうことって、誰にも当てはまるのではないでしょうか。
カウンセラーやコーチは、スーパーバイザーやメンターコーチなどの、
いわゆる指導、援助的立場の方を、自身につけることが求められます。
人の話を聴かせていただく立場にあるからこそ、自分も話せる場をもっておく。
これは、とても大切なことです。
自分のクライアントさんへの一つの責任であるとも、私は感じています。
「自分自身」のこととなると、
「見えない、分からない」
というのは、人間である以上、カウンセラーやコーチも同じです。
そこを、
「自分は完全に自己理解できている」
とはっきり断言できる方がいるとしたら、それは少し怪しい・・・。
自己理解の難しさを、きちんと認識し、自覚しているからこそ、
「自己一致」できるようになってくるのです。
無意識の領域まで含めると、自己一致なんてはっきり言って出来るもんじゃありません。
(ここでいう自己一致とは、ロジャーズの唱えたものとは、意味合いが少し違います)
でも、それを目指すこと。
その行為自体に深い意味があり、そして、クライアントさんの話を
「ちゃんと正面から」
聴けるようになるのだと、私は思っています。
「耳に痛いこと」
でもそれが、自分のことを思っての言葉なら、これほど、有り難いものはありませんね。
痛いからこそ、本当の意味で気づけるのですから。
(“ぐさり”と来ないと、なかなか腑にまで落ちてこないものです)
そして、気づけるからこそ、より良く変えていけるようになるわけです。
あなたは、聞きづらいことに素直に耳を傾けられますか?
そして、それを言ってくれる方が、周りにいますか?
耳触りのいい言葉しか聞こえてこないのなら、
前進の歩みが少し緩くなっているかもしれません。
私たちカウンセラーやコーチは、クライアントさんの状態を見極めつつ、
時には、「痛いこと」を伝えるのも、大切な役割のひとつです。
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昨日、ママ友に誘われて、クッキング。
そら豆のスープと、クッキーを作りました。
クッキーは、焼きあがりをすぐに、コーヒーといただきながら、おしゃべりに花を咲かせ、
スープは持ち帰って、夕飯のおかずに加えました
楽しいひとときでした♪
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