先日の記事の続きです。

スクリプトを作成しながら、思い出した話のもうひとつとは、コーチング界では有名な、
「ストレングスファインダー」という、 “強み探し”の本に書かれていたある内容でした。

それは、アメリカの元国務長官であり、将軍大将でもあった、「
コリン・パウエル氏」に関する、
その講演、「話術」の素晴らしさ関する話題です。 著者は、本の中でパウエル氏をこのように
称賛していました。

政治家の型どおりのおしゃべりからも、聖職者の大言壮語からもほど遠い、
融通無碍の講演だった。

明快なその内容は聞く者みんなに100%伝えられた。

まさに圧倒的な強みである。将軍(コリン・パウエル)のパフォーマンスはわれわれ聴衆の分析を超越していた。
だから“どこでそんな話し方を習得したのか”などと彼に尋ねたいとは思わなかった。


そして、次のくだりを読んだ時に、私はこう感じたのです。
完璧で畏怖の念さえ覚えさせる彼の講演は、演じられているというより、
まるで彼の体を通して自然と湧き出てくるかのようだったのだ。

「“自然と湧き出てくる”か。もうこの域になると、講演前に特に準備もせず壇上に立っても、
言葉が次から次へと出てくるんだろうな・・・」と。 でも、読み進めていくと意外なことが
書かれていました。
 
パウエル将軍をはじめ優秀な講演者はその場の思いつきで話をしていなことがわかるはずだ。
それどころか、話すべきことを明確に定め、おそらく事前に一人で声に出して練習し、表現法、
強調点、タイミングなどを確認しているはずである。

優秀な講演者は、きちんと事前に準備しているからこそ、それだけの成果を発揮できる。
決して、思いつきで話をしているのではないのですね。
例え、そのように“見えた”としても。
 
強みを築くに際して、技術というものは、真の才能と手を結んだときにこそ大いに頼りになるものなのである。

これは、何事もずば抜けるには、技術だけでは足りず、やはりそこには、「才能」が必要だということを言っていますが、でも逆に捉えると、「才能」だけでも駄目だということではないでしょうか。

持って生まれた才能を真に開花させるためには、
努力によって技術も磨かなければならないのですね。
 
こんなに苦しいのは自分だけか、と思うこともたくさんあります。
それを見せるか見せないかの話です。             【イチロー】

どの分野のヒーローも、地道な努力があってこそ、表舞台で輝ける。

 決して、「才能」だけではないようです。



今日ご紹介した著書です。
購入後、付与されているIDナンバーを使用して、WEBサイトで自分の強みについて
診断することが出来ます。
ちなみに私は、「収集心、内省、運命思考、未来志向、学習欲」でした。
診断結果が全てではないでしょうが、一つの目安になるとは思います。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
著者:マーカス バッキンガム
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