先日、ある紙面からこんな“タイトルと背景のイラスト”が目に飛び込んできました。新版 精神分析入門 上 (角川ソフィア文庫) 新版 精神分析入門 下 (角川ソフィア文庫)別の出版社から出ている、同じ、フロイトの「精神分析入門(上下巻)」の表紙はこちら。精神分析…
「知らないこと」を知る
Underground / 5月に入りました。そしてGW。ゆっくりと休暇を取っていらっしゃる方、「いやいや、仕事だよ」という方もいらっしゃるでしょう。記したいテーマはたくさんあるにも関わらず、更新が滞っているこのブログ。「せめて1カ月に一度は」と思っていたのに、とうとう4
心と哲学も「太陽中心説」
solar_system / 今月始め、NHKのある番組を視聴しました。それは梅原猛さんがご出演され、「3.11」の東日本大震災について、哲学者としてのお立場からお話になるというもので、期待どおり、色々と考えさせられるとても深い内容でした。ちなみに、梅原猛さんのお名前は
無意識をコントロール・・・?
Storm Clouds / 「潜在意識をコントロールする」とか、「無意識を積極的に活用する」といった言葉をたまに目にすることがあります。私はそういった類の‟謳い文句”を見るたびに、どうしても違和感を覚えずにはいられません。それは、私自身がユング派の分析を受ける中で、そ
エナンティオドロミア(enantiodromia)
Green shoots(芽吹き) / Osamu Uchida 2012年の幕が開け、あっという間にひと月ほどが経ちました。ブログを書くたびに思うのですが、日々が過ぎ去っていくのが本当に早い。それだけ、やりたいこと、やらなければならないことがあ
辛いと幸せ
星野富弘詩画集カレンダー2012年版先日、とても胸に響く素敵な一文を見つけました。「辛いという字がある。もう少しで、幸せになれそうな字である。 (星野富弘)」この言葉を見つけたとき、「わー、本当だ」と、正直感動しました。どちらも、今まで生きてきた中で、いろん
地下世界へ(夢分析)
ひと月ぶりのブログ更新です・・・。前回の記事で、「分析を受けることは、私が意識する以前から既に決まっていたように思われるからです。(その夢については、また後日ご紹介したいと思います。)」と記しましたので、今日は、その
ユング派の分析を受けて
森-FOREST-./ (ユング派の)夢分析を受けていると、本当に色々と面白いことが起こります。でも、その内容を他者に伝えることはほとんど出来ません。まず相手によっては、「そんなもの」と一蹴されてしまう可能性があり、それを
「タイ」の意味 (夢分析)
Thailand National Flag /Dennis Wong 7月に夢分析についての記事を書いてから、「何か良い事例を・・・」と、頭のどこかで考えながら日々に追われるうちに、瞬く間に9月も半ばとなってしまいました。ということで今日は、私が分
「もっと自分に優しくしてあげていいのだ」
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- ご紹介
(Congratulations!)lily_bouquet./Nitis Florist 以前、ブログでご紹介させていただいたことのあるBさんから、先週、嬉しいご報告をいただきました。Bさんは、辞職について迷われている中、キャリアカウンセリングをお受けになっ
大海を泳ぐアリ(夢分析)
このブログを以前から読んでいただいている方は、私がユング派の教育分析を受けていることをご承知いただいていると思いますが、ここで改めて簡単に説明しますと、ユング派でいうところの教育分析とは、いわゆる「夢分析」で、ひたすら自分の夢を記録し、その分析を受
『蓮と鶏』
Lotus / Nelumbo / 蓮(ハス) / TANAKA Juuyoh (田中十洋) 泥のなかから 蓮が咲く。 それをするのは 蓮じゃない。卵のなかから 鶏が出る。 それをするのは 鶏じゃない。それに私は 気がついた。 それも私の せいじゃない
自我も大事
Atoll Island./Christina Spicuzza ブログ更新、いつもにも増して日が空いてしまいました・・・さて、前回6/2の記事で、“(少なくとも私もそうだと感じている)本当の自己実現”とは、「自我を滅すること」と書きました。しか
ホントの自己実現
今日は、ホントに“思いつき”で書き始めています。先程、Twitterの中で、河合隼雄先生の言葉を見つけました。それは次のようなものです。自己なんて実現しようと思ったら、途方もないことがいっぱい起こる。それをぜんぜんわかってない。だからぼくは、「『自己実現』は『他
抱え込んでいる鬼
鬼 / Kinden Kuo 先日、twitterでフォローさせていただいている、脳科学者の茂木健一郎さんのツィートで、興味を惹かれるものがありました。それは、「自分の無意識内には鬼がたくさんいる。」という内容でした。私は、その“意
ユングと西田幾多郎
善の研究 (岩波文庫) クチコミを見る日本を代表する哲学者である“西田幾多郎”の主著、『善の研究』この作品に出会った経緯には、実は自分でも“面白いなー”といういきさつがあるのですが、それを書き始めると、とても私的な部分に触れることになってしまうので
思いもしなかった新しい考えが自分の中から出てくる
Forest Bud / Dominic Alves 前回の記事で、カウンセリングにおけるカウンセラーの関わり方、「何もしないこと」について書きました。今日はその続きです。カウンセリングに来られるクライエントさんは、大抵、何かの「答えや解決
一角獣と獅子
先日ご結婚された、英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃。キャサリン妃のたおやかな美しさと、ウィリアム王子の妃殿下に向けられる優しい眼差しが、本当に素敵でした。そんな式の様子をマスメディアを通じて拝見する中、私はあることも気になりました。それは、ウィリア
春日大社
今日はプライベートな話題です。先日、家族で奈良へ行ってきました。「なぜ奈良に?」ということについては、去年のブログを見ていただければと思いますが、実は今回、子供の一人が出発前夜に高熱を出してしまい、予定していた日程を中止せざるを得ないと、一度は諦めていま
いじめのメカニズム
Reflection./d'n'c 子供の世界はもちろんのこと大人の世界でも、いわゆる「いじめ」問題は、特に私たち人間が作り出す集団という場においては、顕在化も潜在化も含めて、決して無視はできない要素だと思われます。なぜいじめが起