私自身がカウンセラーとして、心理を理解するために、何が大切なのかと考えることがあります。

知識が必要なことは勿論ですが、最も重要なことは、自分自身が「こころの世界」を体験することなのだということが、ユング心理学に出会ってから、心底感じられるようになってきました。


私の分析家である佳代さんは、ユング派分析家の資格を取得されるまでに、なんと300時間を超える分析をご自身が受けられて(体験されて)います。
これだけ膨大なワークをこなさないと、分析家になる資格は与えられないのです。
そして分析家になられた現在もなお、ご自身のワークとしての(受ける側の)分析を続けておられます。



ユング心理学研究で有名な「林 道義 氏」も、ご自身の著書の中でこのように述べられています。

医者が病気になって初めて患者の苦しみが分かるように、自分の内に元型的な心の動きを感ずるとき初めて相手の元型をも理解することができるのである。

※元型
人のこころに初めから備わっているプログラム。
人間の、普遍的無意識の内容の表現のなかに見出すことができる、共通した基本的な型。
例えば、世界各地に伝わる神話の多くが、似たような構成をしていることなどは、人種や時代に関係なく、あることを同じように感じ取る機能が、人のこころに共通して備わっているとする理論。



こころの世界は、まだまだ神秘に満ち溢れていますし、だからこそ、「心の理=心理」を理解するためには、どれだけ知識を積んでも、それだけではダメなのだと思います。


自分がその中に入り込んで、実際に体験することで、初めて様々なことが見えてくるのです。


というわけで、私も自分の「こころの旅」を続けています・・・。



次回は、そのこころの旅、夢分析を受けて実際の生活にどのように活かしたか、具体的なある一例をご紹介したいと思います(^^)


                           ありがとうございます♪    
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