かなり日が経ってしまいましたが、前回に引き続き、女性の内にある男性性の
「アニムス」についてです。

今までに書いたアニムスの内容だけを取り上げると、「別にそんなしんどい思いまでして、アニムスとやらに意識を向ける必要なんてないじゃない」という結論に至ってしまうのが、通常の感覚ではないでしょうか。

誰も好き好んで“いばらの道”なんて、通りたくないですよね


でも“いばらの道”を通るからこそ、手に入る宝があるわけです。
・・・というより、そこを通り抜けない限り、絶対に宝は手に入らない。
やはり、「本当に大切なものを手に入れる」ためには、そうそう楽な道は用意されていないようです。人間は「苦しむからこそ」、本当の意味で「目が覚める」のではないのでしょうか。
これは、心理的な話だけではなく、どんな分野でもある意味認められる、一つの「真理」だと私は思います。
(まさに、『艱難汝を玉にす(苦労や困難を堪えてこそ立派な人間になれる)』)ですよね)


では、そのアニムス、もう少し想像しやすい話題で取り上げてみたいと思います。

ユング派では、心理学的見地からの神話や童話についての研究も盛んに行われてきました。
気の遠くなるような昔から、語り継がれてきた神話や童話の中には、「人のこころの隠された真実」が秘められているというわけです。

昔話については、また今後少しずつ触れていければと思っていますが、今日はアニムスをテーマにした物語を一つ取り上げてみます。

「つぐみの髭の王さま」というグリム童話です。

この中に登場するお姫様は、とても美しいのですが、同時にひどく気位が高くて高慢なのです。
その性格ゆえに、求婚者をみんなバッタバッタと切り捨てていくのですが、勿論そんな都合の良いことがいつまでも続くわけはありません。
高慢ちきな鼻をすっかりへし折られるようなひどい目に、これでもか、これでもかといった具合で遭わされていきます。・・・で、最後にひどい辱めを受け、すっかり素直で謙虚なお姫様になったところで王子様が出てきて、大どんでん返しが起こり、めでたしめでたしと物語は幕を閉じます。

さて、このお姫様の苦難は、実は「仕組まれた」ことだったんです。それは、一体誰が?何のために?


では、この続きはまた次回に・・・。
(次はあまり間を空けずに書きます(>_<))


                          ありがとうございます♪    
                         にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ